夫の友人から、夫の為にやいてくれたマロンパイが今日届いた。
添えられた手紙に目を通した夫「あなた様のお口に入りますように」と書いてあるよ!と、声を大にする。あれ?しっかり送り主に、昨年の事、言いつけられていたのか!!。
昨年の事、このマロンパイの美味しさに感動、夫の為にプレゼントしてくれたのも考えず皆で食べてしまった。帰宅した夫のがっかり顔がまだ忘れられない。
大きな渋皮煮の栗が一つ真ん中に入っている、幾重にも重なったパイ生地で包まれ、昨年はどこのケーキ屋さんで売っているのか?と皆で大騒ぎをしながら味わった。
真ん中の栗を煮る迄の手間、身をもって知っている私には信じられない程、贅沢なマロンパイ、今回は夫に許可を得ての味わい。夫ニコニコ。
パソコンに残された孫の画像を何回も見て時間が過ぎる。
暑いオーストラリア、裸の孫の写真が送られて来た。
娘の「さあ、お家に帰るのよ!」と孫にいった言葉が耳に残る。祖母に「女は三界に家なし」と私が嫁ぐ時、言い聞かされた言葉を急に思い出した。
諺として、生家では父に従い、嫁いでは夫に従い、老いては子に従うもの、という事でその時代のさまざまな示唆が短い言葉で表現されたもの、私達に多くの教訓となる諺が多い。
今の時代、この諺は?
私の祖母が自分の娘(私の母)を目の前に言い聞かせるという事は、もしかしたらーーー大正生れのおてんば娘、凄く飛んでいる母だった自分の娘に、言いたかった事だったかもと?
たくましく生きて行くだろう我が娘と、老いて子に従わず、長男に家を1軒提供させて、子供を従わせ思いのままに生活した母を同時に思った。
いずれにしても”母はつよし”という言葉がぴったりかな?