夫との昼食の為、3人での約束の昼食は叶わず、友人2人は白山へ食事に出かけた。
2人を待つ。マンションの玄関ホールのネムの木もどき−−−葉はそっくりなのにさわって葉を刺激しても眠らない—−−ネムの木なら葉を閉じて就眠運動をすると思うんだけど。
だから勝手にネムの木もどきと呼んだ、葉が何とも奇麗、背の高い木で天井に届きそう。
昨晩は此処15階の東の部屋から居ながらにして花火が見えた、東南方向にはスカイツリーが西側には富士山が見える。
此れからマンション住まいとなる本郷の友人も、今回最上階に住む事が決まった。
もう私達は若く無い、足元のおぼつかない年令になった、皆揃って好奇心旺盛な仲間達なのに、人が殺到する、混雑する場所を敬遠する様になった。
幸いな事に自宅に居ながらにして花火を楽しみ、富士山に一早く初雪が下りた時、お月見の時、スカイツリーの建設段階も居ながらにして見届ける所に「集合!!」の一声で集える場がある。気楽な友人達の存在はお互い財産だと感じている。
都心のカリンの木に鈴なりの実、最近彼方此方で目にする様に成った。
人工樹形、剪定されたトピアリーが可愛い。
こんな剪定を見ると大好きな北海道のトラピスト修道院を思い出す。修道院迄の並木道、上り詰めた先に、閉ざされた門、動くものの無い、静寂な空間が広がる。
優しい円形を積み重ねて刈り込んだ木々が何本も並んで庭を形成していた。そんな造形を見ると何回行っても其の庭に人影をみた事がない———人を追う。
旅先では幾何学模様や人、車、ダイナミックな象や鹿などの形が自然の環境の中にあってハッ!!とする事が多いが、都心の庭先に小鳥が3羽、可愛いトピアリー、思わず足が止まった。