休刊日に国立新美術館にに足を運んでしまった友人と車で美術館に向かった。
1度、夫と入館最終時間より30分も前に到着したのに入れなかった時、見つけた駐車場に車を止めて入館。友人の展示会場の把握が出来ていたのと、先に行った夫からの会場見取り図のおかげで、新制作展も行動点も何時もの館内を右往左往する事がなかった。
同行の友人が新制作協会受付領収に押された印の数字
23923にやたらこだわって、笑ってしまった。単純に夫が入場した日、23年の9月23日。何故そんなに感心するのかと思ったら9/23に誕生日を迎えた叔母がいて、88歳のお祝いだったら去年だったのにとすねたという。1923年生れの叔母さん(大正何年?),数え年で誕生日の9月23日で89歳だったという−−−それで,彼女は23923の数字に反応した。
五木玲子さんから、夫に送られてきた"天の花値の花”画集−−−時間を忘れて見入る。
石版画,銅版画,花のリトグラフ、人物(デッサン、パステル画、木版画)花(岩彩、パステル、木版画)−−−アンモナイト、立ち枯れのひまわりや蓮、紫陽花、其処に向けらた視点に共感する、花の表情が見事に表現されていて、ズーンと胸に迫るものがある。
石版画のアンモナイトも特別な作品。夫から五木玲子さんとネパールからのアンモナイトの話なども聞いた。
石版画のアンモナイトに刺激されてまだ開かずのアンモナイトをいじり回してしまった。何時も近くにある、思い出大のアンモナイト。カリガンダキの河原を何時間も馬の背で揺られ、馬上から見つけて大声で叫んで馬方に拾ってもらったアンモナイト。石の中からどんな化石が現れるのか?様々な形態を見せる化石、割らない中身の夢はどんどん膨らむ。今はまだ、外観の形を楽しんで方向を変え、角度に寄って様々な石の景色を楽しんでいようと思うのに、石版画を見たら割ってみたい衝動に駆られる。