静かな良い町のイメージ、フランスのトゥールーズで起った事件。
珍しく旅は単身、絵を描く人達のスケッチ旅行への参加だった。一般的な旅ではなく、カルカソンヌ、トゥールーズ,ルルド、コンクと記憶に残る名前が次々に浮かんで来るのだが、何処も当時の旅では、日本人が初めて来た、日本人を始めて見たと私達もびっくりの大歓迎を受けた田舎町。
小さなホテルで,私達の為に走り回って作ってくれた、一番のもてなし料理が鶏肉だった,とても印象に残る穏やかな人々の思い出がある。
1992年トゥールーズでも、20年もの昔の田舎への旅の事、具体的な地理が見えない。
ユダヤ系学校で銃乱射事件が起り子供と教師が殺害されまだ犯人は立てこもっているというニュースを知って、夫に改めて大西洋側、地中海側、陸を横切るピレネー山脈の地図を描いてもらって説明をしてもらう、トゥールーズと言えば、超音速のコンコルドを造っていた所と夫の説明。
東京、まだ冷たくやや強い風の吹く日だった。
春一番に咲くという、マンサクの花が最近街路樹となり驚きだが、目を楽しませてくれる。
どうにか紅梅・白梅が開花、香り始め蕾の堅かったこぶしの花の開くのも近い。
卒業、入学式当たりには、ちゃんと花々は満開の様子を見せてくれるのだろう。
根津神社の大木も一段と高く見える日だった。