TVニュースで北の海、函館港のブリの大漁を見たのは入院中、10/22日の事だった。
大きなぶりが1本¥1000というのに喜んだのは消費者だが漁業従事者にしたら,此の時期、鮭の水揚げがなければ困ってしまう。
海流の変化、暑い影響では?という事だったが,其の後どうなったのか?。
何時もだったら,9月には生すじこが店頭に並び、しょうゆ漬けをする,10月・11月は第2段、第3段と暮れの食卓への準備ーーー今年は全く年の瀬,年の暮れの意識が遠い。
寒さに向かい、これから貝の美味しい季節になる。自然、生ホッキ、生ガキ、赤貝が目の前にちらつく。剥き身になった赤貝は血の中に置くと鮮度が保てる事や、夏の始まりの赤貝のわたは絶対食べちゃいけないという事を思い出した。
子育ての間、長い時は2ヶ月も千葉の家で過ごし,魚のさばき方、貝の身の取り出し方を漁師の奥さんに教えてもらった。
当時は、ながらみという小さな貝や蛤が沢山穫れて蛤の剥き方は一番先に習った。
次は赤貝の漁があったと沢山持って来て、此れを自分で身を取り出せという、魚も何もまだろくに調理が出来なかった時。
蛤迄は良かったが、大きいボールの様な赤貝を剥き身にした時は怖かった。
先の尖った長いナイフで合わせ目(お尻の部分)をひねる、開いた隙間から、尖った先を赤貝に差し込み滑らせて、貝柱を切る、真っ赤な血がひたたり落ちて、思わず投げ出してしまった。
海のない県に育ち、魚屋さんに切り身になったり、お刺身状態で並んでいるのしか知らないのだから貝から真っ赤な血がでるなんて仰天の出来ごと。
結局其の時は取り出せなかったが、刺身皿に並べる迄は習った。
赤貝に似ているのに、一回り小さい
さるぼうという貝がある。貝殻に縦に入っている線の数が本物の赤貝より少ないのだ。当時は知らず見な赤貝だと思っていた。
似ているという事と、赤い血で、さらに思い出した事がある、三重県の鳥羽水族館に行った時,写真の枝の上に三羽のフラミンゴ色の鳥を見た。一瞬、脚の長さが短いし、くちばしが違うけどフラミンゴかな?と思った。
フラミンゴの子育ての話なのだが、単細胞の私は今でも信じている事があるーーーフラミンゴは子供をミルクで育てるという。
鳥って卵で生まれるはず、鳥に乳房がないのにフラミンゴがなぜミルク?しかも其のミルクは真っ赤な血の色をした液体を口移しで,ひな鳥に飲ませて育てる。
まさか其れで赤い色?ではないと思うのだが。暇な時は変な事思い出してしまう。