新緑の季節に先駆けて。
真っ赤な新葉に興味をひかれる、桜の花々にも劣らない赤い帯の中央分離帯を見ることが多くなった。
秋の紅葉の色素も、新緑の季節の新葉も赤色色素アントシアニンに由来するとのこと。
若葉が成長し緑色の葉に変わる迄、アントシアニンは葉緑体の保護の役目をする様だ。
植物界の新葉の赤ーーーアントシアニン・新緑ーーークロロフィル・白〜黄色ーーーカロティノイド。
カロティノイドと聞いて急に思い出した事が有る。
実母の命日が6日だった事もあって、母がよく口にして私に、カルチノイドの説明をしてくれた
大正5年生まれ、自身が胃のカルチノイドと言う病気で10万人に1人と言う、どこ迄もガンに近く、ガンと同じ転移をするが良性腫瘍なんだと。痛みもあったそんな時は「生きている証拠だよ!」と笑って見せた。信じられない盲腸で長野県佐久病院に入院して 手術寸前で逃げ出し病院を騒がせた人、盲腸は結局逃げ出してから30年後に手術となったのだが、自分の病は徹底的に調べる。
向こうっ気は強く、気は大きく見えたが、内心は臆病者 だったのかもしれない。
笑えるのは雷が大嫌い、私たちが子供の頃、雷がなると、なぜか蚊帳をつって弟達を抱えてて布団の中にもぐり混んだ。
父は母より10歳年上で85歳で他界、母は77歳で他界。父は高血圧症、母は医師に逆らって、ダメと言われた食品一切無視、逆療法で父になんでも食べさせ、お酒も取り上げなかった。母に守られ好きなものを食べ母より寿命が長らえた。
転勤族で引越しが多かったのに、家具は捨てても蚊帳だけは手放さなかった。
天気が悪い上に寒い、一日家に閉じこもり、長野の妹と思い出話、長野は雪とのこと。