長野県松本市と岐阜県高山市の間にある安房峠。
旧南安曇郡安曇村と高山市外に通じる安曇峠道路が主要道路となり、安房峠は滅多に通らなくなった。此の紅葉の時期あえて望んだ峠道、バスで通過した事も、自走した事もある道。
以前も狭く怖い道だったが交通量が減ってますます狭く感じられる昨今、道路上に見る亀裂も怖い。
穂高岳などを望む、上高地、乗鞍、左腕度と岐阜県、長野県からも北アルプス山麓地区のロケーションを楽しむ。安房峠、通過時は自然とカーブの数を数える。
道路にいつからか?カーブの数がついて1から15カーブまで確認している、くねくねカーブに3箇所のヘアピンカーブも有り、人が運転する車だと車酔いしてしまう。
山を知らない、アルプスに登るわけでもなく眺めるだけ、山の形も四方ハ方、表・裏の県からといった眺める位置が変わるとまったく知らない山になってしまう。
安曇野の豊科、穂高から見る、見慣れた有明山がとんでもなく 傾いていて、夫に有明山ですよと、説明を受けても信じられない、夫にとっては厄介な同行者かも?。
ほとんどの安房峠での撮影場所、アイパッドで観る位置表示は松本と表示されてる、アルプス山麓だから県境といっても長野県よりなのかも。こんなことも改めて気ままな旅で感じたりして。
夫と私の時間感覚も違うが、学ばない私の為に、山の峰々の輪郭を描き山の名前の説明、地図に通過した道、これから通過する道とペン書きしてもらう。かーナビのない頃、日本地図を頼に、車を走らせた時の方が、方向音痴と言われる私でも 地域全体像がはっきり理解出来てた気がする。
平湯温泉のマンホールの蓋にOkUHIDAの文字を見て、晩年夫の母がよく口ずさんでいた「あ~あ 奥飛騨に雨が降る」の歌詞が頭を巡るーーー旅行の好きな母、旅した地域は頭の中に日本地図が描かれていて記憶、私に話をしてくれた、美味しいと思った特産物は直取り寄せ、みんなで味を教える人だった。
誰が歌った歌か?<風の噂に1人来て、湯の香(?)恋しい、奥飛騨地>母も歩んだ地を感じた。
安房峠越え、高山市外を下呂へと向かう、中央高速道、中津川から付知にはよく行くが下呂まで足を伸ばした事がない、今回岐阜県側から下呂に向かった。