旅先で拾った流木。
何故か思い出とともに捨てられない存在、この流木との出会いは、太陽で暖まった岩に、真っ赤なとぐろを巻いた蛇を見た。大嫌いな蛇との出会い、瞬間、驚きと踏み出した足が不安定な石の上、がらがらとくづれて、蛇が石の隙間にするすると消えて行くのを、尻餅をついたままの姿勢で、目の当たりにした。その残像が目から消えず、細長いくねくねした木を見ると、皆蛇に見える。
そんな蛇に見える木の中でも特にグロテスクな流木を、いつの間にか拾ってた。
グロテスクで生命現象が無いーーー、枯れ果てた木、こんなものが何故か不思議と興味深く、目の前から離せない。
赤坂が遠くなるかと思われたが、夫と居酒屋に向かう。
私などは飲めないお客、8時半の予約席を時間が早かったので開けてもらって食事、隣の席のお客さんが声をかけてきた、九州佐賀県から上京してきたと、佐賀と聞いてお魚が美味しいと話題になるかと思ったら、ご存知ですか?佐賀牛が美味しい所なのですよと。
一升瓶がどんとテーブルに置かれた、このお酒がキープされているのか?と夫がよく、みんなと集うお店だったので思ってしまった。カニ、アレルギーがあって普段食べないのに、一升瓶に驚いて、出された付け出しのカニと白身の魚、食べちゃった。ーーー反応は?現れず気持ち喉が腫れぼったい感じに!!