台風15号の雨と雷、落雷によるのか一部の停電があった。
栃木県小山市思い川を越えると一気に田園が広がる、桜・菜の花の次に麦秋ーーー。
風景の色彩の感覚が???ーーー実るほどこうべを垂れる稲穂かなの季節しか知らなかったか?麦は実って穂を毛で覆われ天に向かってしゃんと立っている、広大な5月の麦畑に突風が音を立てて突き進む様子に見とれ感動したが、栃木の雷は最高に怖い。
半世紀以上昔 文京区の都会での猫の額ほどの庭には、小さな昆虫を見ることもなかったのに、イタチや大きなガマガエルが居た、ご近所の住まいの建て替えなど工事が始まると近所中に鼠が侵入、翌朝には「昨夜は大民族の移動があって天井裏で運動会があった!!」とあちこちで、お隣では天井にシミが出来て毎晩ズルズル大きな物を引き摺る音がすると我が家に駆け込んできた。知人の大工さんが天井に入り沢山の種や実をみつけ結果、いたちがいるとわかった。
羽の生えたゴキブリも居た、上野の不忍池から珍しい鳥が飛んできたり、烏や鳩が沢山群を成すお寺の境内や神社。そうかと思えば車道を亀が歩いて居たり、千駄木から谷中にかけては猫も沢山居た。
此処栃木は外を歩く猫の姿無し、鼠もゴキブリも烏の大群も鳩の大群もいない。
友人達と走り回った東大、本郷、西方、谷中、千駄木界隈、友人達からの知らせの中にまた1件閉店の知らせがあった、なじみの顔ぶれ。
知らせてくれた友人も高齢になり、ご近所の親しかった人達の散歩する姿も見なくなったと寂しがる、コロナが流行らなかったらと、まだまだ元気で現役でいたのに!!と本人骨折以来、杖がないと歩けないと嘆く。