石彫場の近く、小淵沢インターから、安曇野の豊科インター迄1時間少々、2台の車で6人が、安曇野高橋節郎記念美術館に向いました、台風情報がニュウ−スで流れる中、この地域は 最高の天気続き。
懐かしい山々、安曇野の風景は、大好きです。
あこがれ/自由と自然と眼差しと熊谷守一・高橋節郎展8/27まで開催されています。 守一作品27点の内15点、此の信州界隈で木曽路美術館(1)、高遠美術館(8)高橋節郎記念美術館(6)所蔵の作品でした。他愛知美術館(6)熊谷美術館(4)個人(2)。 同行の熊谷榧さん自身も美術館スタッフも私も初めて見る、守一さんの作品2点に見入りました。
高橋節郎の安曇野の山々を描いた風景画には特に足が止まりました。高橋節郎歌集のうらじろ日記に「あの山はいい山だなと友の云う 吾もうなづきあの山を想う」まさに歌のとうりだなーと、思う。 高橋節郎の作品は沈金技法を元にしながら自分の技法を「鎗金」と呼んで区別されている作品、以前、日展で1度見た事があるが、今回改めて高橋節郎の大地の詩という作品の漆絵版画を見て、漆絵版画ーー?どうやるの?と又新たな好奇心、様々な技法があるものですね。
高橋節郎の生家,茅葺き屋根の住まい,そこから館までの庭に有る灯籠や倉等あまりに手をかけ奇麗になり過ぎているのに対して,逆らえない素晴らしい自然の樹木に見とれました。其れは生まれて初めて見る松の木でした。何本もの幹からなる1本の松の木、何処かから移植したのかと,思わず、質問してしまいました。
答えは昔から此処に有った物,此の松の木が珍しく此の木の見学だけに来る研究者もいますと言う返事でした。
こんな珍しい松が庭に3本もありました。
館長さんは夫の母の「ご実家のとなりに住んでいます、この間旦那さんが来てくれました又、来てください」と見送ってくれました。近親感に溢れる人柄の方々でした。