台湾。四方を海に囲まれ、島の中央は3千メートル級の山々が縦走している多様な地形。
海の幸、山の幸の豊な自然環境とあって、食生活は期待できるものだった。中華料理の福建料理をベースに台湾で発展した料理、中華料理特有の油っぽさは無くしかも塩分は控えめ、アサリのスープを例えれば日本のすまし汁。日本の統治時代の影響もあるのかな?と思われるおでんやさつま揚げ、お寿司、厚揚げの醤油味の料理等、ホッとする物があって食事が美味しかった。ただ豚肉等、肉類には八角や香辛料が多く使われ甘く仕上げたものが多いので八角に慣れない人には抵抗があった様だ。個人としては魚の唐揚げ(丸ごと)タイやカサゴ、オコゼの食べ慣れた海魚だと良いのだが、淡水魚が苦手。昼食時、店先の水槽に 空気が足りないのではと思う程の魚を目にした後の唐揚げは食欲が減退してしまった。
昨夜、息子がいたのでごっこを調理した。80°のお湯を用意、アンコウはとても素人が手におえるものではないが、これしきの魚などと思って挑戦。こつは少しお湯につけるというので、お湯につけたらまん丸に膨らんでふぐのようになってしまった。恐る恐るお腹に切れ目を入れた途端、ピンク色の物が勢いよく飛び出して、息子と2人で悲鳴!!、大声を出してしまった。しばし手が出ない。 雌のごっこ、身体のほとんどにはち切れそうな卵をかかえ、片方の卵の袋が破れた為、つぶつぶの卵が勢いよくとび出したというわけ。
お腹の中は真っ黒な皮で覆われ卵を取り出したら細い魚だった。深海魚の為か骨は無く軟骨。 卵は息子言わく”クスクスを食べてるみたい”という、ふぐ鍋にちかい味?無言! あんこう鍋にちかい味?無言! 独特の香りはもたない魚と言えるが、調理という経過を経ると 味噌味とか醤油の強い味を添えたいと言う、息子の感想でした。
*慣れない物は食べない方が良い、自分で魚は処理しない方が良い。
鍋は其のまんま残りました。