買い置きのねぎに、何時の間にか、ネギ坊主が頭を出して凄く可愛い。
“ネギの旬の終り”を知った時の事を思い出してしまった。それは、鯉のぼりが泳ぎ、枝垂れ桜が満開の時期だった、9人で福島に旅をした時、わざわざ畑からネギを抜いてもらってまで買ったネギ、私はいい買い物ができたと喜んで帰宅。
私の買い物につきあって友人2人と、珍友さんが奥さんのお土産にとネギを買った。
数日後、その珍友さんの奥さんとの TELの中で聞いた言葉、「まあうちの夫は、女みたい!福島迄行って葱のお土産、この葱坊主のでるまずい時期に、買ってきたのよ!」と言った。
エッ!!葱坊主のでるまずい葱?ーーあのとき皆、私につられて買った様な気がする!、葱の終りの時期?? 買った人皆、誰も知らなかった。
好きな公園で桜の散るのを見た。洋裁をする友人、ちょっと作ってもらいたい物があって、彼女の家から5分ほどの公園で合う約束、珍しく友人はスケッチをした。
私はぼんやり深呼吸。公園の桜が地面に積もる、本当に雪が舞うよう。小鳥の声も聞こえる、散歩に来たのかな?老人がピンクの椿を一ツ、拾って、入り口の石の上に置いた。
まるで踏んではいけない物の上を歩くように桜の積もった公園内をゆっくり進んで行く。
自然ていいな〜都会を忘れる雰囲気。 しばし、貴重な時間を過ごした。
もみじの花を見た、若葉とほとんど同時に花が蕾みをもって直ぐ咲くのを知った。
雪の吹きだまりと同じ、花びらがまい落ちる度、白色をますところ、舞って、舞って、遠くに積もるもの、風に行方を任せ地面を流れるように走る花びら、落ちる行き先を見ているだけで飽きない。