事務所移転で疲れ切ったあるじ、展覧会も消化し今朝、トルコに向けて出発しました。
昨年の初秋に決まったトルコ旅行、エジプトでなくミュンヘンを入れてもらったのに、事故で長時間歩けない私は置いてきぼり、皆行ってしまっていつになく寂しい。
昨年の中国、九寨溝の旅、ブルーポピーを見る事も、成都からチベットへの列車の旅も見合わせ、行けなかった人達と今年にと計画した矢先、チベットの暴動、今回の大震災、約束されない復旧のめど、と言う事は、もうそこへも行くチャンスはない。だから余計に寂しい。
あるじに取って、旅は体調を整える薬でもあるよう。変な話ですが普段より睡眠時間が絶対量増えます。食べ物に好き嫌いがないので食事にハンデなし、健脚なので睡眠時間があればハードな行程も苦にならない。同行して帰国後ダウンするのは決まって私で、あるじは日本の地に足が付いた直後から仕事。その日から事務所泊などのときも有る。
行った先がネパールや、チベットでは、落馬事故など良くある、5千、8千、メートル級の山に囲まれたヒマラヤの低地、交通事情が時代と共に変わって、オートバイタクシーなどが走るようになった、馬にとっては恐い存在。慣れない音に驚いた馬、人を載せているのに立ち上がってしまうので、当初は落馬事故にも遭遇、全身打撲で帰国した事も何回かある。
其れでも頑丈に出来ているのでしょう? 多少の怪我に医者いらず、休みなしのあるじーーもう、無茶は出来ない、若くはないのだから。
赤坂の事務所は移転したが交通機関など今迄と同じ支障がない。以前の事務所のように広くはない、年齢的にも縮小するべき時期と思っているので、当然の状況と私は思っている。
春が来て、新葉の頃からグリーンに深く覆われ蔦の絡まる以前の事務所は良かった。あの場所にあの緑の蔦の葉の建物、秋には紅葉してきれいだった。其れが取り壊しに成るのは残念な事だが、裏に回れば写真の様な倉とドクダミが1面、庭を覆った風景を見る事ができて赤坂も未だ捨てたものではないなと一寸ニコニコなのです。