孫への教え
此れは、長野県安曇野の木彫家、中園さんの作品。彼の作品には好きな物が多い。
過去に気に入って買った作品で、大きいのは縦横1メートルを越える2つの面がある。
あるじがオーダーを依頼した椅子等小さな物はザイルや、ピッケルを持った山男達、看板から表札、梟の数々ーーー。此のゴリラを見た時は即譲ってもらった。
やがて、昔人が教訓として伝える、3猿、『見ざる・言わざる・聞かざる』3様の意味、を理解する時が来て、此のユーモアを語れるときが楽しみ。
他に私が楽しんでいる、3猿がある。
それはインドで「水牛の角の彫刻です、安い!」と言う怪しい日本語で押し売り。
追いかけられて、腕をもたれて押しつけられ、私が手を離したら落ちてしまう、壊れたら大変と受け取ってしまった。結果、買うはめになった、置物。
1目で動物の角でないことなどすぐわかる。今では1つの旅の思い出だし、同時に、きっぱり断れない、嫌と言えない、自分の弱さを反省させられる物として、目の前から生涯消える事はないかなと思う物になっている。
何とか本物に見せようとする、人の行為も見える、其所に刻まれた、猿達、他に像、梟、狐、亀、狐、リス、つる、小鳥、3猿は結構、様になっていて楽しんでいる。
長野県の道祖神、石で出来た3猿ではなくて
3地蔵さんに”目、口、耳”を押さえた物があった、謹慎ーー言行を慎み態度を慎む、同じ親の教育を受けても、ままならない物です。
3猿など今時の子供達は知っているかどうか?