小休止、7、8、9月と東京を離れる行事が続きます。
私が選択した仕事は、人との関わり上、交代要員がいればそれで言いというものでもなく、長期休暇は大勢の人に迷惑がかかります。 私の仕事だけではない、全て、賃金の発生する、しないに関わらず、引き受けた仕事には責任がある。今日は仕事の引き継ぎ、無理矢理依頼した、同じ時に同じ資格を取得した友人と、同行訪問をしました。
週3日間、認知症かな??と思われる軽度の、物忘れを持つ92歳の老人と、1回2時間の時間を共有している。足が少々、弱くなっただけで、色彩の感覚、数字に対しての反応は鋭いものが有る。特に色、ぬり絵など手が止まり、色の模索中に、うっかり、この色はどうでしょうか?と勧められない。「それはここに、駄目よ、あわない!おかしいでしょう!!まるで駄目!」と受け入れない、自分の中に色がある。昔、和服を仕立て絵柄、すそ回しの色あわせなど、沢山の着物に接した女性、私などとは感覚が違う。2時間はあっという間だけれど、その間、カップ1杯の水分補給、帰り際に一緒にトイレに行くだけ、2時間はきっちり、一ツの事に集中する。
先週は、赤と黄色の3角の色板で、図形に、挑戦、感心してしまう程様々な形の転回を見ました。百人一首は今、興味を持ち始めた孫達の”指導”を願いたい程、2時間、声を大にして読み上げる、既に相手は頭の中にある、私は、本から目が離せない、目で追うのが精一杯。
鍛えられています。
安心して、交代、依頼出来る友人がいてくれて良かった。友人とほぼ同時旗に親を見送り、2人とも呆然としている時に、同じ考えで学び、同じスタートを切った。何時迄も現役で、微々たる手助けが出来、自分達が見てもらう時代迄に、見られ上手になる。そんな心構えが養われたらいいねと約束した友人。
友人が先に帰宅、仕事が終わり帰る途中、前方からもの凄い勢いで、自転車を走らせてきた女性がいて、慌てて自転車で除ける所がなくて、両足を着いた。同じく、除けられなかった男性が私に体当たり、転倒はしなかったけれど、洋服のスリットがほころびてしまった。
ずっと前にもそんな事が有って、以来、私の着る洋服のスリットは、ベトナムで作ってきたアオザイに合わせてウェスト迄開けてある。今日の洋服はバティックで、30センチと普通より長いスリットを取って作ってもらったのに、やはりほころびて4〜50センチになってしまった。ほころびは良いが、布が破れてしまうのは嫌だな〜。パンジャビもバティックも、皆アオザアイ風デザインに、変わりつつ有りでした。