前日スイミングスクールになっていたホテルのプールで午前中スイミング。同行の友人はカヌーリストでもあるので、スーイスイ。80歳を目の前に驚異の画家、暑さにもめげず、連日、興味津々.よく歩き、座ればスケッチと旅を消化している。今回のインドの旅こんな憩いの時間が持てて嬉しい。私もプールの中で一寸、”ひとかき”、後はプールサイドにそびえるヤシの木を仰ぎ、天然のパラソルに感動、見た事もない木の実に触れ、感激の時間帯。
タミール・ナドゥ州のヒンズー教寺院の形には特徴が有って、高い塔がそびえている。“ゴブラ”といい、此の地域だけの様だ。今、一斉に補修工事時期にあたり、塔そのものが姿を見せているのは少なかった。高いゴミの山かと思う程、足場が組まれ覆われている状態で、それはそれなりに、何だかわからない期待を持たされて、また再度、此の南インドへは来なければという気持ちになった。
其の”ゴブラ”だけの興味ではなく、全体的に凄く好奇心に駆られる地域なのだ。境内、一面に置かれていた大きな日傘の様な物、諏訪の御ん柱祭りを思う様な長い丸太、など、どうやら11月のお祭りの準備でもあるようだったが?。
信者は思い思いの方法をとっている、歩く通路には5体倒置の石彫が施されていて、実際チベットで見た様な地面に倒置している人を見た。
無神経にも観光客が靴履きではとんでもない、裸足で当然だと悟った。
境内一面に真新しい、下の写真の様な傘が広げられていた。シバ神のお祭りで、季節を選ぶと”プーラム”という巨象のパレードがあるようで、其の祭事用の傘の様でもありーー好奇心。
5体倒置の石彫、心ない者の落書きが、此処でも、神殿の柱にも、彼方此方に見られました。ちなみに此の石に刻まれている文字は落書きではありません、クルクルまるまった文字は此の地域の字、他の州の人には読めない独特の文字の文化が面白い。
夜のタミール・ナドゥヒンズー教寺院
灯明やジャスミンの花輪、思い思いに捧げる供物が売られている、