雨のタイミングを見計らって買い物にと時間をのんびり過ごしていると思いがけないものに眼がいく。何時も切り捨て、意識しなかったパイナップルの切り口にみとれたり。
ふと懐かしい人を思い出したり、此処の所、展覧会場や一村の画集の中にトラフズク(ミミズク)をみたりしているうちに、木下純寛さんに作ってもらったフクロウを思い出した。
純寛さん60歳代の頃だった、よくお宅にお邪魔した仕事部屋で,素晴らしい蒔絵のブレスレットをみた、べっ甲が手に入らなく成ってきた時代、時間の約束はできないがブレスレットの1つ分はあるよと、前後して3点作ってくれた。沢山の思出の詰まった作品。
夕刻から激しく成った雨も少し途切れた、深夜、BSプレミアムで、エクサンプロバンスの歌劇を観ていた、丁度"キツネ”という舞台上部に影絵となって演じる舞台初めて見る歌劇が終わった時、夫が帰宅した。フランスでの音楽祭として幾つもの歌劇が演じられる番組だった。
”夜なきうぐいす”という2作目は水場のある舞台、腰迄つかっての演技、珍しい歌劇の舞台に見とれた。夜が開けてしまう!