木曜早朝の朝飯会に出席の夫から、今回の話題がなにか?待ち遠しくなった。
先週、夫が持ち帰った小冊子、生後1ヶ月で最重度の脳障害時となってしまった娘と母親の20年の
希積・喜積・輝積を綴った冊子。障害児教育の指導者によって、脳障害があってもパソコンで字が拾える様になる事、眼が見え、耳が聞こえ、そして素晴らしい言葉がある。
19才5ヶ月の時に綴った文章の最後の「私の詩の一端を聞いて下さい」から始まった、涙のわけ・りんどうをさがして・森の向こう・他・17題、感動の詩集に出合う。
午後からの時間帯、新潮文庫,北原亜以子著の「父の戦地〕一気読み、作者、私とあまり年の差がない作者、全く私の身辺に戦地へ向かった人がいない事と田舎暮らし、黒布で明かりを覆ったのを見たり、ガラス窓に黒い紙を貼ったのを見た事がある、幼稚園で防空壕に非難する練習があった事くらいで、戦争を知らない。
作者のビルマに出征した父親から届いた70通もの郵便、戦地からのイラスト入りの手紙、生きては戻れなかった父親の事。
戦争は人の命と金を食う化け物だ!食べ尽くさないと終らない化け物のと読み進んで知る悲しみとか怒りの把握、自然と涙がでる。
我家の2つの飛び石に置いてあるネパール製ミニ絨毯。
図柄はヤク、半世紀以上も昔、夫がネパール入りして以来、此のヤクのミニ絨毯は数を増し、何時の頃からか?ヤクの図柄のデザインや絨毯の色彩が豊かになった。
元々はネパールへと亡命したチベット難民がおみやげ用に織った絨毯、スイス人デザイナー指導によりヤクに動きが出て魅力を増した。
お盆で一寸、家を留守にして帰宅した時、見覚えのないヤクの目と目の間に鼻?離れて見ると心眼(第3の目)かと思える白い物がしっかりとおさまっている、おさまり具合、形から敷物に夫が手を加えたか??まじまじ見入ってしまった。