祖母の時代から、おかき、のし餅、のり、など子供達はスナック菓子を知らずに育った。馴染みだった永代通り東陽町あたり、以前曲がれた所が右折禁止、永代通り一歩中に入ると一方通行が出来、迷ってしまう。様々なスナック菓子が登場、洋菓子がチィコレートがパンが溢れ、老舗の和菓子屋さんが軒並み店をたたみ、近くで見た草加せんべいを1枚1枚焼く姿、醤油の香を楽しむ事もなくなった。
白檀の蓮の蕾や合掌する白檀の彫刻を開くと中には仏像,香木の香りというのは永久の物なのか?、半世紀以上もの昔、母から貰った扇子や帯留めの彫刻が香を保っている、写真の蓮の蕾も、合掌の白檀も、2〜30年も前にネパールで買ったもの香り高。
ところが彫刻の白檀といわれて買った、インド・ネパールの梟達は香っていたのに香が消えた、偽物だったのだが、その他のいくつかの梟はまだ香を保っている。
私に高木の知識はない、何百年も熟成して香を放つ香木、此れ等の彫刻の様に刻まれ、樹液も香油も既に乾燥しきっていると思うのだが白檀はいつまで香を留め置くのか?。