カカニ迄行く時間なし、スケッチは山が見えて、ネパールらしいロケーション。
紘子さんや夫の選択した場所は到着して見回しても、此の時期山は見えない、次へと移動だが渋滞に時間だけが過ぎていく、最終、初日に来た、ダルバールスクエアーの端にスケッチ場所が見つかり腰を下ろす。
一寸前迄の榧さんは元気で早朝、4時5時に目覚め、時には明け方3時から目が冴えてしまったとガサガサと散歩の準備。
一番鶏の鳴き声よりはやい時間帯より早起きでだった。
そんな朝の散歩コースだったパターンも今は、歩ける距離でなくなったのが寂しい。
散歩の途中、橋のたもとに繋がれていた山羊が、帰りには肉片になり、赤い防腐剤を塗られた首だけが台の上、未だ目覚めない朝のパターンには沢山の思い出がある。
道路に小山の様に大きな水牛が横たわり、松明の様なもので水牛の毛を焼き切っていたり、人気の無い町中に今迄気付かなかった、小さなヒンズー教の神々を見、自転車も路傍の石も、何処も朱色で清められている。
早起きの寝ぼけ眼の野良犬の眉間にビンディーを見る、不思議は朝の散歩で、強烈な嫌な匂いを感じた事が無かった事。
今回はそんな榧さんと共に歩いた思い出のパターンも、車ではショートカットの道もなくかなりの遠い距離の走行となった。
榧さんスケッチの間、夫と交代で、歩き回る、駐車場に待機するドライバーが時々様子を見に来る、待望の山は此処では見えないがネパールの思い出の詰まったパターンでのスケッチを仕上げた。
何かイベントが行われる広場になっていて、舞台の様な建物の中に、様々なポスターを見る。