府中市美術館へ長谷川利行展に。
一寸声をかけお会いしてたら、榧さんが盛んに口にしてたこんな立派な府中市美術館、知らなかった、誰の設計か?と言う、榧さんの質問に応えてくれてたかもしれない。
榧さんから利行さんの話を聴く事しばしば。
田端・日暮里、50年も昔に私も見たお化け煙突の風景など、私にとっても懐かしい風景画、榧さん、車椅子から乗り出しての見学。
「此の制作年は?」と問われる榧さんに1932年の作品ですよと答えると「私が3歳の時だ!」「これは私の7歳の頃、覚えてない」と何かを思う様子。
利行さんが守一さんを描いた絵があったーーー榧さん、絵にその頃の自分の姿を重ねる、父親と利行さんの知る限りの関係を遡り、語りながらの鑑賞となった。
最近の榧さん、見るもの全ての物に、以前とは違った関心を寄せる。
今まで普通に使用して居たものへの関心・出会ったものへの関心、暫し無言で向かったのちに決まって発する言葉「ねえ、一体これは誰が考えたと思う?」「此れ誰が発明したんだろうね?」と、昨日は2度・3度と不思議発見。