恒例の会 逗子の雨露山房閑吉庵の会に。
楽しみに参加していたのだが此処何年も欠席続き、ただでさえ夫の出席率とは比較にならない私の参加、膝関節の不調もあって正座ができないのがネック。
誰も咎める人などいないのに、個人的に行儀の悪い態勢での食事の会が足を引っ張る。
逗子は30数年来縁のある地となった、栃木県小山への転居で、逗子は距離は遠くなっても湘南ラインで一本で繋がる地となった。
公共乗り物に音痴な私にとってはラッキーなこと乗り換えなし、終点が逗子駅。
一寸早い時間に到着、準備中。
魯山人の料理の会「魯山人味道」「魯山人と星が岡茶寮の料理」参考による。
私が荒川豊蔵、魯山人の器に興味を持った頃は今や遠くなった、魯山人の食材の持ち味を生かした料理、美味しいよ、無理がなくて、当たり前(合理的)ーーー。
昆布・かつお節、塩だけの味付けと語りながら手料理を作ってくれた友人がいた。
今もだが鳥肉の食べられなかった私、目の前でぼつぼつ鳥肌の皮の美味しさを説明したのが強い印象で、食べたのか?どうしたのか覚えていない。
あれから50年も経過した今でも気に入って使っているのが、荒川豊蔵さんの娘さんからいただいた水月窯お兄さんが作った器。
もうこれしか残っていない。
思いがけない、今年最初の食事会が魯山人の食事の会となった。
脱線したが
前菜五種盛り・野菜スープ・ふぐ刺身・ふぐ・唐揚げ・かぶらと飛竜頭 きざみ柚子 ・ふぐ雑炊・香の物・水菓子・菓子 花びら餅の順番メニュー。
参加者の1人が魯山人のご近所であったという方が手持ちの、その方のお父さんに当てた手紙や絵、貴重な魯山人の作品を持参してくださって、展示された。
お屠蘇。
舌の先から口の中に広がった甘い味、さかずきのなかの琥珀色の液体、過去に1度だけ作った味醂と薬局で戴いた屠蘇散を使用してのお屠蘇。
子供の頃はお屠蘇は白い甘酒(麹)、大人になって私のお屠蘇、盃一杯これでいいと知ったのは、写真のみりんだった。