庭に蛇草を見つけた。
多くは旅先の山野で見掛ける、グロテスクな形、色、黒紫あるいは縦にラインが入って居る、蛇が鎌首を持ち上げて居る様な植物で、何時出会ってもハタッ!と足が止まる。
今朝、日々出入りする玄関迄のアプローチに、いつの間に育ったのか?蛇草(本来の名前は知らない)が一輪育って居るのを見つけた。
今迄、見た蛇草では見たことがないほど頭の先から長い舌の様なものが伸びてる。
蛇草にも種類があって当然。
雨上がりだいたい湿地を好む植物と聴いてるけど1年前に腐葉土を足した場所。
y山野の様に直立ではなく、地面に横ばいの様に伸びて居る。
起こして見たら
蛇の頭の部分の中に真っ黒な芯がある。蛇草というから、前に伸びてるものを舌と表現したが、その中に向かって伸びてるのかも?何の役割をもったものなのか?
あまり地面に近いので、ちょっと、支えてみた。
小淵沢で見た蛇草は紫色も有った。
秋ーー蛇草を見た場所に、あの大きさからは想像できない、しっかりした青い実をつけた植物が育っていた。
その時はまさか春見た蛇草とは思いもよらず、更に晩秋の小淵沢行きで、あの青い実が、赤く色づき、同じ塊の中に、ドス黒い実、紫の実、青い実の不気味な塊を見つけた。
い
蛇草の実とは想像もつかない、蛇の頭の部分にしか目がいかず、蛇草の葉の把握ができてなかった。
其の後、小淵沢の11月。
ふっくらと大きく、真っ赤な粒ぞろいの実をつけたこの植物が蛇草と判明。
かなり背丈もかなり伸びたのか?、外側にまん丸に太った実をたくさんつけた蛇草が刈り取られたススキや、雑草の中にあるのを見つけた。
そして分解。
パラパラと青い実がこぼれた。
中は空洞、白い繊維が縦横無尽に張り巡らされて綺麗、表皮に張り付いて潰れない様に頑丈な空間を維持してるよう。
その頑丈な裏打の繊維で守られた表皮に実が鈴なりーーー蛇草は絶えず目に止まる。
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