土曜日、友人が久し振りに洋裁にとりかかり、私が何時も着ている様な洋服を仕立てたいので教えてと、質問のTELがあった。すでに着物着分で、ワンピースとベストを完成させたと言う。木曜日プールから帰って思いたって作り始めた、普段からミシンは直ぐかけられる様にしてあって良く何かを作る彼女、仕立て始めると早い早い。
質問されても私の洋服は我流で、いい加減、私の作り方だと着れない物ができそうで恐い。
自分のでさえ、好きな、気に入った生地での仕立ては依頼するのだから。
土曜午後から、刺激を受けた私も忘れていた布などを取り出した。強風の吹き捲くる日曜日、時間はたっぷり有る。迷った挙げく3年〜4年経ってしまったかも、道後温泉に行った時に買った、藍染めの150センチ角の大ふろしきを思い出した。いじっているうちに手が黒ずんでしまう、洗っても等分は藍染めの事、色が出る。
何枚も同じ様なデザインの藍染を洋服に仕立てたが、何時もと同じ直線断ち、模様の配分が限られてしまう。指に針が突き刺さる、不器用物だが何とか形になった。まだ仕上げに時間が必要。
”なせば成るなさねば成らぬ何事も”−−−反発して”なしても成らない事だってある”と思った頃より、気持ちが素直なときはすんなりと出来上がってしまう物だなと実感。
一歩も家から出ず座り切り、針が刺さった指がずきずき。姑は明治の人だったのに、ミシンも上手だった。90過ぎても絹針に糸がすい!!と通ったのに、目度の大きな木綿針を使用して通す、しつけの糸がなかなか通らない−−−あ〜あ〜と思っている時、夫より夕食の誘い。
7時頃迄は頑張ろうと思ったが5時に針仕事を切り上げ赤坂に向った、何時ものお寿司屋さんへ。
此の所大きな、冴えに冴えた都会の月を見るチャンスが多い。
月迄の距離が近く成ったかと思う程近く月面の明暗が見える、兎の餅つきには一寸?見えるかな?
星のきらめきも冴える、冬の空の特徴かな。
車の前方、はとバス、何万光年もの天空にある月が近くの信号機と並ぶ大きさに。