何時もの広場に何時もの櫓
蝉の声を聞き、夏休みの子供たちの姿、 同年輩の人々の見慣れた顔ぶれをほとんど見ることのなくなった街、されど文京の街とあって若い人々が溢れる程、行き交う街。
店舗廃業、次々に店が無くなりシャッターの降りた街、行きつけの薬局も1ヶ月前に移転した。
引越しの時、その薬局の前から数えて3つ目のバス停に移動を知らされた。
主治医にしても薬局も変わってしまう事は嫌、誰でもいい、何処でも良いがダメな私。
幸いにしてバス停3つなら近い、移転直前、薬局店内にあったバスの時刻表をいただいて帰ったので、今回初めてのバス利用となる。
夫と買い物帰り、薬局の場所を確認した、停留所の名前も覚え目印の薬局のお隣の看板も確認した。
強烈な印象だった目印の看板が遠くから見えた瞬間バスをおりてしまった。
ひと停留所歩き、近く見えて遠いバス一区間の位置ーーー。早く公共機関に慣れないと、聴覚・視力・反射神経の働きが衰えても車から離れられない危険ドライバーになってしまう。
遠くから目につく、正に
遁走寸前の豚 目印のピンク豚。
自身の車と違って車高がある私の目を狂わせた罪豚が頭上にある。
薬局のオーナーが見送りに停留所迄、5~6歩も歩かない目の前のバス停に笑った。